90年代懐かしのアメカジブランド、ワラワラスポーツ

二日間ヒゲを剃らずに鏡を見たら、知らないおじさんが写っていました。

どうも!管理人の本杉です。

インターネットってとても便利ですが、いらない情報もたくさん頭の中に入ってきてしまうので、ちょっと疲れますよね。

知りたい情報を検索する時、例えば「アメカジ ブランド おすすめ」というキーワードを打ち込んだとしても、自分の好みじゃないブランドばかり紹介されている事がほとんどです。

アメカジと言っても、一般的に認識されているアメカジと、管理人が思うアメカジにはだいぶズレがあります。

本来は、アメリカで生まれた伝統的なファッションやブランドを指すはずなのに、日本でいう一般的なアメカジは「なんとなくそれっぽい格好をしていればアメカジ」という解釈がされている気がします。

TシャツにGパンにスニーカー、ネルシャツにダメージデニムにレッドウイングなど、「なんとなくそれっぽい格好」がアメカジというジャンルに当てはめられています。

それは、本当にアメカジが好きな方、特に今の40代~60代の方には薄っぺらく見えていると思います。どれだけ表面上だけ着飾っても、中身がスカスカだとバレているからではないでしょうか?

アメカジを本当に理解したいのであれば、コーディネートだけではなく、ブランドや歴史を勉強する必要があります。特に1980年代~1990年代にかけてブームとなった「渋カジ」のファッション文化は、避けて通れません。

でも、その時代に生まれてなかったり、まだアメカジに興味を持てなかった人達にとっては、もう経験することができないことだと思います。

僕もその一人です。えっ!?さんざん偉そうに語っといて、知らないの?すみません、本当にその通りです。

アメカジが最新のファッションとして流行していた頃、当時僕は小学生、インターネットも全くなかった時代の田舎の子供には、皆無の世界でした。

そんな僕がアメカジファッションに興味を持ち始めたのは、2005年以降、21歳くらいだったと思います。そこから古着を買ったり、昔のファッション雑誌を読んだりして、勉強しました。

中でも一番影響を受けたのは、やはり自分自身がアパレル店員として働きはじめたことです。購入する側と、販売する側では情報量も目線も全く違いました。

そういった経緯で、様々なブランドを知ることになるのですが、今回はその内の一つをご紹介したいと思います。

 

WALLA WALLA SPORT(ワラワラスポーツ)との出会い

当時、東京のアメカジショップで働いていた僕は、その日いつも通りお店に出勤していました。店頭で洋服を畳んだり作業をしていると、2人の上司が隣で会話をはじめました。

「売れると思うんだけど、どーかな?」

「うーん、懐かしいとは思うけど、今時着るかなぁ・・。」

何の話しをしているのか全くわからなかったのですが、しばらくすると上司の1人が僕に話しかけてきました。

「本杉くん、ワラワラスポーツって知ってる?」

「え、なんですかそれ?ワラワラってww」

と、その名前を聞いて、最初はふざけているのかなと思ったのですが、どうやら90年代に一時だけ流行ったアメカジブランドらしく、それを10年以上ぶりに取り扱うか相談をしていたみたいです。

 

WALLA WALLA SPORT(ワラワラスポーツ)の歴史

一体どんなブランドか気になり、その時にブランドの歴史やアイテムの詳細を教えてもらいました。

WALLA WALLA SPORT(ワラワラスポーツ)は、元々1960年頃からサーフブランドやスポーツメーカーのカットソーを製造してきたOEMメーカー(受託製造メーカー)です。

WALLA WALLA SPORT(ワラワラスポーツ)というブランドの名前で製品を販売開始したのは、アメリカのロサンゼルスにて1994年からになります。

主にTシャツやスウェットなどをアメリカ製で生産し、どのアイテムもクラシックなデザインで、どこか懐かしさを感じさせてくれます。

また、デザインがシンプルなので、年齢、性別を問わず幅広く受け入れられる商品が多いです。

 

中でもオススメのアイテムは?

一通り説明を受けた僕が思ったのは、Tシャツやスウェットなら他のブランドでもいっぱいあるし、その中で一体どんなアイテムを取り扱うんですかと聞いたところ、「七部袖のTシャツがすごくいいんだよ!」と教えてもらいました。

ワラワラ七部袖T画像
ワラワラスポーツの七部袖のTシャツ


 

実際に商品を見た感想

その後、約10年ぶり(僕にとっては初めて)にWALLA WALLA SPORT(ワラワラスポーツ)の七部袖のTシャツが入荷しました。

僕が商品を初めて見た正直な感想は、「普通」でした。というのも、いたってシンプルな七部袖のTシャツで、良くも悪くも、特徴が見当たらなかった為です。

ただ、これが結構売れました。購入していた方は、主に30代後半~40代の男性で、皆さん口を揃えて「懐かしい!」とのことでした。

そう、このシンプルな七部袖のTシャツのデザイン、更にアメリカ製となると、最近では本当に見かけなくなってしまった希少なアイテムなんです。

その後、結局僕も色違いで4~5枚購入し、今でも愛用しています。

 

世の中には知らないブランドがいっぱいある

WALLA WALLA SPORT(ワラワラスポーツ)はじめ、まだまだ知られていない名ブランド、いつの間にか忘れ去られてしまった老舗ブランドなど、たくさんあるかと思います。

インターネットがいくら便利だからといって、そのブランドの存在を知らなければ、検索することはできません。そういった面でファッション雑誌は今でも需要があります。

老舗のショップ店員さんと仲良くなって昔話しを聞くのもいいですし、古着屋さんを回って当時の洋服と触れ合ってみるのもいいですね。

アメカジブランドは、生産工場の世代交代や経営の悪化によって、年々減少傾向にあります。

良いブランドには、良質な洋服を作り続けてもらって、これからも頑張ってほしいですね!

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