Tricker’s (トリッカーズ)マッドガードのサイズ感とディテール

花粉が鼻の奥を刺激してます。

どうも、管理人の本杉です。

誰か僕のくしゃみを止めてください。

 

今回はTricker’s(トリッカーズ)の名品マッドガードについてお話ししたいと思います。

マッドガードと言えばスティーブ・マックイーンが愛用したモデルとして有名で、特に50歳オーバーのおじさん達に人気がありますね。

最近では取り扱い店舗も少なくなってしまいましたが、本当に履きやすい靴で管理人は大好きです。

一見ただのチャッカブーツなんですが、実はとてもたくさんの魅力が詰まった靴なんです。

 


 

Tricker’s の歴史

まずはTricker’s(トリッカーズ)の歴史についてお話しします。

Tricker’s(トリッカーズ)の歴史はとても古く、今から190年前の1829年に創業したイギリスの老舗靴メーカーです。

創業者はジョセフ・トリッカーという方で、現在でもこの方の子孫が経営しているそうです。

創業した場所はというと、イギリスの首都ロンドンから北に約100kmほど行ったところにあるノーサンプトンという都市です。

このノーサンプトンという都市は革靴の聖地とも呼ばれる場所で、これまで様々な有名ブランドが誕生しました。

Tricker’s(トリッカーズ)の他に、croket&Jones(クロケットジョーンズ)、Edwardgreen(エドワードグリーン)、Johnlobb(ジョンロブ)、Church’s(チャーチ)など。

靴好きなら一度は耳にした事のあるブランドばかりだと思います。

こういった有名ブランドが競争しながらお互いを高めあう事で、現在でも高品質な靴を作り続けているんでしょうね。

Tricker’s(トリッカーズ)はノーサンプトンで現存する最古のグッドイヤーウェルト製法の工場として有名です。

他メーカーに劣らぬ高い品質が評価され、プリンス・オブ・ウェールズ(チャールズ皇太子)からロイヤルワラント(英国王室御用達)の紋章を授かっています。

現在では元々ハンティングに使われていたカントリーブーツが特に人気を集めています。

 

名品マッドガードのディテール

それでは、マッドガードについて詳しく見ていきましょう。

まずは全体のフォルムをどうぞ↓


品のある洗礼されたデザインですね。

出来る男の靴って感じがします。

ご覧いただいて分かるように、マッドガードはいわゆるチャッカブーツです。

チャッカブーツはくるぶし丈のミドルカットの靴のことで、マッドガードという呼び名は通称ですね。

 

1.マッドガード製法

マッドガードという呼び方は通称だとお伝えしましたが、正確にはマッドガード製法を指します。


マッドガードは「泥除け」の事で、アッパーと呼ばれる革とクレープソールの接合部分をぐるりと巻きつくように取り付けられています。

これがマッドガード製法です。

この靴最大の特徴であり、他の靴ではなかなか見ないディテールです。

 

2.武骨なラスト

管理人が特に気に入っている点は、ラスト(木型)にあります。


よく見ると分かるのですが、ややスクエア(四角)っぽい形になってませんか?

ヨーロッパの靴って、つま先がシュッと細いロングノーズ(甲からつま先が長い)の作りが多いのですが、この靴に関してはアメリカっぽい武骨なスクエア型なんですよね。

なおかつ品も持ち合わせていて、とても素敵なデザインだと思います。

 

3.希少なイギリス製

大量生産、コスト削減などを理由に生産国が第3国へ移行するブランドが増えている中、Tricker’s (トリッカーズ)のマッドガードは現在でもきちんと本国イギリス製です。


「MADE IN ENGLAND」の文字が誇らしげですね。

内側は上質なレザーのフルライニング仕様になってます。

ついでに中敷のデザインもどうぞ↓


高級感のある金色の文字がたまりませんね。

あまり靴に詳しくない方が見ても、「なんとなく高そうな靴だなぁ」と思うことでしょう。

ほんとに高いんですけどね。

 

履き心地とサイズ感は?

実際に履いてみました。


アーガイル柄のソックスと良く合いますね◎

クッション性も高く重量もそこまで感じないので、スニーカーのような軽快な履き心地です。

サイズ感はというと、管理人が普段履いている革靴とほとんど変わりませんでした。

ちなみに今回履いたTricker’s (トリッカーズ)のマッドガードはUK8H(約27cm)で、管理人の所有する他ブランドの靴はというと↓

●レッドウイングの875=US9E

●ダナーのダナーライト=US9EE

●ラッセルモカシンのスポーティングクレイチャッカ=US9E

●コンバースのオールスター=28cm

といった感じです。

よかったらご参考にしてください。

 

価格は?

2019年現在で定価は55000円(税抜)です。

ただ、並行輸入品がほとんどですので実際はもうちょっと安いと思います。

詳しくは各取り扱い店舗のサイトをチェックしてみてください。

 

ソール交換は可能?

基本的には不可ですが、ボロボロになったり削れた部分を補修する形であれば可能です。

腕のいいお店さんなら対応してくれるところもありますので、補修する際はお店に一度問い合わせてみてください。

 

高級なスニーカー感覚の靴

あくまで管理人の印象ですが、Tricker’s(トリッカーズ)のマッドガードは革靴というよりは、高級なスニーカーといった感覚で履いています。

ソールの交換は基本出来ませんが、ソール自体が分厚くて削れにくいのでかなり長持ちします◎

スニーカー感覚でカジュアルに履けるマッドガード。

これからも大事に長く付き合っていこうと思います。

 

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“Tricker’s (トリッカーズ)マッドガードのサイズ感とディテール” への2件の返信

  1. 初めまして、大阪在住の還暦オヤジです。アメカジ居酒屋楽しませてもらっています。内容は勿論ですが、BGMがとても良いですね。何て言う曲ですか。
    これからも応援しています。

    1. コメントありがとうございます!

      たしか「ブレンド」という曲だったと思います。

      今後ともよろしくお願いします◎

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